2011年7月16日土曜日

サンク・アロマ 夏のおススメ

”暑中お見舞い申し上げます”

引き続きこの夏にお召し上がりいただきたいお料理のご紹介です
”能登産 岩ガキのゼリー 岩のりと青柚子風味”
自然のミネラルをたっぷり吸収した岩ガキの身の厚さが魅力的
爽快な青柚子風味のジュレに包まれて 
その味わいが純粋に広がります
岩のりの潮の香りの心地良さと共に
食感の違うカブの存在は飽きさせないための素朴な演出
色合い静かにまとめられた殻の中には幾重にも真夏を満喫できる要素が隠れています

”仏・シャラン産 鴨のロースト 人参のピュレ添え”
しっとり焼き上がった鴨に色鮮やかにコラボする2タイプの人参
きめ細かな肉質の鴨は 噛む毎にその味わいが増し
優しく包むクリアなソースにあるオレンジとカルダモンの風味が柔らかくも
とても印象深く寄り添います
甘さを十分に引き出されたピュレ 
食感を残しつつ酸味とハーブの香りを帯びた付け合わせ
共に同じ人参である事が不思議ですが
鴨をサポートする役割をそれぞれ果たしています
熟成した赤ワインを静かにふくみたくなるほどに
洗練された一皿になりました

(*こちらは現在のメニューの一例です 一部変更もございます)

片岡

2011年7月15日金曜日

サンク・アロマ 夏のおススメ


”甘いトウモロコシのムース、生ウニとコンソメのジュレ”
カクテルグラスにビタミンカラーのソフトなグラデーション
視覚を通じて心が落ち着いてくるようです
舌触りなめらかなムースにはふくよかな甘みが広がり
ウニの個性を引き立たせます
何よりジュレによる清涼感は
一口運ぶたびに夏の暑さを忘れさせてくれるでしょう







"黒舌平目のムニエル
黒米とそば実のリゾット”

ゆっくりと丁寧に焼かれた舌平目がふっくらとした甘みを放つ
と同時にリゾットや付け合わせの細かな食材達が
まるで夏の花火を思わせるように
はじけるような楽しい食感をもたらします
酸味を程よく漂わせたソースが全体を綺麗にまとめあげ
最後に主である魚の味わいを余韻に引き出しています

(*こちらは現在メニューにある一例です 一部変更の場合もございます)

片岡

夏本番を迎えて

”暑中お見舞い申し上げます”
厳しい陽射しで疲れた心と体にお勧め サンク・アロマ夏のお料理のお披露目です
まずは
”トビウオと海藻のサラダ 
新生姜風味”

テーブルの上に一瞬にして漂う爽やかな生姜の香り
暑い日の記憶を消し去るように このお皿にはただひとつ”涼”の文字が浮かんできます

繊細な身質と味わいのトビウオはこの夏が旬!
様々な色合いの海藻に囲まれて 冷えた白ワインを呼び寄せます
女性には嬉しいほどの低カロリーな仕上がり
しかし軽やかにまとめられていながらも ミネラルを豊富に吸収できる1品です

デザートでは
”杏のソテー
杏仁風味のグラス添え”

ソテーされ 更に色濃く光る杏は真っ直ぐな酸味と甘みを帯びて
鮮烈な印象をコースの最後に与えてくれます
一方でアーモンドシロップとフロマージュブランを溶け込ませたグラスが
味わいに優しさと丸みをプラスしながらも フレッシュ感を損なわずに夏の最後を爽やかに締めくくります

(*これは現在のメニューの一例ですので日によって変更する場合もございます)

片岡

2011年3月31日木曜日

春を迎えるにあたり

今回の地震災害におきまして
尊い命を失くされた方にお悔やみを
今なお被災地にて心休まることのない生活を送られている方々にお見舞いを申し上げます

現地に比べ環境的に恵まれたこの地におきまして
大きな復興支援はできないものの
小さな復興の先がかりとして
サンク・アロマ
ラ・ターシュ・ド・ルージュ
両店共に 節電を心がけつつ
スタッフ一同
皆様に心と体の安らぎをご提供していきたいと思っております

計画停電が行われる中
営業予定が変更される場合がございます
予めご了承くださいますよう宜しくお願いいたします

オーナー 片岡 宏明

たまプラの桜が咲き始めました!


春到来です
今までにない体験と気持の変化が皆様それぞれにあった事でしょう
サンクアロマでは
全てを優しく包み込む暖かな春のコースをご提供できればとご用意しました

桜マスと野菜のマリネ 
      ギリシャ風

真っ白なお皿の上にシェフが色とりどりの花を咲かせてくれました
大輪に咲くマスの下には可愛らしいパステルカラーの野菜が隠れています
品良く シャープな酸味を帯びて甘みを楽しめる野菜を大きくマスが包み込む
何より色だけでなく全ての味わいを引き出してくれるのは
緑濃く添えられ アンチョビをほんのり漂わせたソース
スタートの一皿は疲れた心も体も優しく癒してくれるはず











仏産ホワイトアスパラガスのソテー トリュフの香り 自家製鴨の生ハムと共に
色合いは一転シンプルに
ここでは自然=大地がまとめられています
大きなアスパラはみずみずしくたっぷりと旨みを含み
ナイフを入れる楽しさを感じさせるほどの食感を残し火が入れられています
何よりトリュフはアスパラの香りも味わいも邪魔する事なく
今回は脇役 と言わんばかりにお皿の上で重要な役割を果たしています
ワイン選びは悩ましいかもしれませんが
今回は春の1品
ホワイトアスパラガスを焦点に考えてみるのも良いのではないでしょうか

片岡

たまプラの桜が咲き始めました!



鹿児島産赤ハタのポワレ
 浅蜊のジュとそら豆のソース

トリュフの余韻がまだ残る中で
香ばしいハタと青野菜の香りが別のステージへいざなってくれます
この身の厚さにも関わらず きめ細かな繊維がふっくらと焼き上げらています
クリアな浅蜊のソースの中にそら豆の味わいが綺麗に溶け込み
その程よい塩加減でお皿の上の主役 ハタ・そら豆の存在感がはっきりと現れています







カナダ産仔牛のロース肉のロースト モリ―ユ茸のソース
今回のメインディシュは季節に相応しい桜色の焼き上がり
目にした瞬間 表面に光る脂分 
いいえきっとこれは旨味分と訂正すべきでしょう
他のいろいろなお肉に比べて 最初の一口目はとても優しく
噛めば噛むほど本来の味わいを発揮していきます
引き立て役は春物の薄手のコートのように身にまとった焼き目
のんびりとした味わいが広がるモリ―ユ茸
どことなくこのお皿には
春の光を受けながらのどかな田舎町をのんびり歩く牛たちの光景が・・・
そんなイメージをしすぎてしまうほどの力があるようです


片岡

たまプラの桜が咲き始めました!


苺のティラミス
 サンク・アロマ風

幼い頃ケーキの上の苺の数を気にしながらナイフを入れる場所を迷った経験ありませんでした?
赤く色付いた苺はいつでも主役
グラスの中でマスカルポーネクリームに包まれて
どうぞ1人占めしてください
フレッシュなそのものの味わいは1つだけでありません
種類・形・温度を変えて苺を満喫できるよう仕立てました
コースの最後にこちらを楽しんだなら 帰り道の桜の色もより一層暖かく感じるはずです

片岡