2012年10月17日水曜日

サンク アロマ秋のメニュー

このところ世界規模でみても平均気温が高くなっていることを耳にはしても

キンモクセイの香りや、虫の音に短いであろう秋を感じます

短いならば食材豊富なこの季節をサンクアロマのこちらのコースで一挙両得ならぬ

”一挙秋得”と参りましょう





根セロリのババロア、帆立貝とセロリのタルタル
               

                柚子風味のコンソメジュレ

秋から市場にな並び始める根セロリ

根菜特有のふくよかな甘味を充分にミルクに溶け込ませた

しっとり滑らかな舌触りのババロアがこのお皿の中心となります


かすかに鼻に抜ける柚子の香りを爽やかに感じながら

周りのセロリと帆立貝の食感をそれぞれの味わいとともにじっくりお楽しみください






オマール海老と野菜の軽い煮込み

アメリケーヌをベースにしているだけに

先ず 食欲をそそる香ばしい香りがテーブル上に広がります

その香りとはうらはらに実際に口にするスープの味わいは

なんともクリアで上品な仕上がり


絶妙に火の通ったオマール海老の力強い味わいに負けず主張するブロッコリーや白菜の甘味に

目を見張るものがあります

ここでの必須アイテムとしましてはコクのあるシャルドネ・白&最後までこのお皿を楽しむための

パンといったところでしょうか






フォワグラのソテー、ユリ根のパイと共に

メニュー名と写真からは想像もつかない程

実際はとても軽やかな仕上がりのフォワグラ料理です

至極ふんわりと焼きあがったパイは優しくフォワグラを包み

ポルト酒のソースがその余韻を増長させます


そこには花と同様、清楚に甘味を漂わせるユリ根の白い存在は

フォワグラとは対照になぜかホッと心の落ち着きさえ感じさせてくれます






仔羊のロースト、里芋のガレット添え

ただただ仔羊そのものが堪能できるお皿です

このシンプルな仕上がりになる前に

いくつのも隠された技が組み込まれていることが想像できます

表面に施された香草パン粉は羊の脂身を食しやすくキメ細かに、

リングに描かれた様なロゼ色の焼き上がりには丁寧なロースト加減が、



塩分、濃度、香りすべてのコントラストで羊の味わいを引き立てるソースの仕上がり、

秋が旬の里芋のガレットが口中のバランスを整えてくれることも何より嬉しいところ

熟して攻撃的でないボルドーの赤ワインならば

より一層このお料理をお楽しみいただけると思います





カボチャとショコラ・ブランのフォンダン

コースの最後を飾る”カボチャ”の文字に

不安がある方も少なくないと思います

すぐにその不安は溶けてなくなるでしょう



まるで卵黄のような滑らかさとツヤを持つカボチャのクリーム

外側の生地はオーブンの中ではしっかりと

お皿の上ではふんわり優しく包んでいます

”Fondant フォンダンの持つ意味=口の中ですぐ溶ける”

まさしくこのデザートで理解できますね


日中と夜とでは感じる気温が大きく違うこの季節

まずは心と身体を豊かにして来る寒さに備えましょう

お電話お待ちしております

こちらのお料理はサンク アロマでのみご用意しております

片岡