

鹿児島産赤ハタのポワレ
浅蜊のジュとそら豆のソース
トリュフの余韻がまだ残る中で
香ばしいハタと青野菜の香りが別のステージへいざなってくれます
この身の厚さにも関わらず きめ細かな繊維がふっくらと焼き上げらています
クリアな浅蜊のソースの中にそら豆の味わいが綺麗に溶け込み
その程よい塩加減でお皿の上の主役 ハタ・そら豆の存在感がはっきりと現れています
カナダ産仔牛のロース肉のロースト モリ―ユ茸のソース
今回のメインディシュは季節に相応しい桜色の焼き上がり
目にした瞬間 表面に光る脂分
いいえきっとこれは旨味分と訂正すべきでしょう
他のいろいろなお肉に比べて 最初の一口目はとても優しく
噛めば噛むほど本来の味わいを発揮していきます
引き立て役は春物の薄手のコートのように身にまとった焼き目
のんびりとした味わいが広がるモリ―ユ茸
どことなくこのお皿には
春の光を受けながらのどかな田舎町をのんびり歩く牛たちの光景が・・・
そんなイメージをしすぎてしまうほどの力があるようです
片岡